皆さんこんにちは!雨にも風にも負けない清野です!
「そろそろ夏も終わりかなぁ~」なんて思ったら、暑くなったり涼しくなったり、カンカン照りかと思えばざっばー!と滝のように雨が降ったり、激しく変わる天気が続きましたね!
女心と秋の空って ここまで激しく変わったっけなぁ…
季節の変わり目は体調崩す人もいますよね、皆さんは大丈夫ですか。
秋は代謝が良くなると言われる季節です。体づくりに適しています。私も頑張らねばです、何せまたおいしいラーメン屋さんに出会ってしまったから…替え玉4回もしてしまったので元気一杯に歩いて帰りましたよ、40~50分くらい…
最近のこの激しい天気のある日、小さな小さな出会いがありました。
朝、院に着いた時には青い空・白い雲・まぶしい太陽な天気でした。
いつものように自分のメンテナンスタイムをしていると外でZuzazazaza!!と音がしました。
ん!?すごい晴れているのに雨?
メンテが終わりシャッターを開けると、とても晴れているのに地面は濡れていて、上からボタボタ雫が落ちていました。ありゃぁ 一瞬で大量に降ったんだべか…
ふと気配がしてドアのレールを見ると家グモにしては少し大きめのクモが、溜まった水から這い出ようとしていました。わっ 大丈夫かっ!?今助けるからな! しかし素手は怖い。掃除トングだと潰してしまう。そーだ、いつもレールのゴミをかき出すブラシで水ごと押し流そう。真ん中のドアの辺りから 入り口じゃない方のレールに押し流していたら なかなか進まず どっぷり浸かってしまい、クモが溺れてしまった!「あわわわわわわ、ごめん!もう少し頑張って!」
なんとか端に押し流して レールの外に ぺいっ! としたのだけど グッタリ丸まってしまって…あぁ…死んでしまったのか…と思いつつとりあえずそのままに。最初の患者さんが自治会長さんで そのクモの話をしたら「あいつ等は死ぬと丸まるんだよなっ」て…じゃ やはり…
会長さんの施術が終わり 見送りついでに外に出ると、なんとあのクモが真ん中のドアの前に。生きていたのか? ふうっ!と吹きかけてみたけど反応無し。力尽きたのかな… 一度院内に戻り、しばらくしてドアを開けたら すぐ入り口前にいた。なんだ やっぱり生きてるんじゃん!でもそこにいるとまた大雨に打たれ溺れるか、カンカン照りで干からびるか、お客さんに踏まれるか、何にしても入り口で死なないでくれい(>_<)仕方ないから一時保護してやる、入りたまえ。 ブラシの先でちょんちょん誘導してやると クモはレールの壁(クモのサイズで考えたら腰の高さくらいの壁)を一枚ずつ ヨイショ ヨイショ と乗り越えていった。「ほれ、早く閉めないと虫入っちゃうから」て虫に話しかける私。最後の壁を上った辺りでドアを閉め、鉢植えの方に誘導した。「部屋ん中はダメだぞ、しばらくそこにいなさい」と、鉢植えにしがみついたのを見届け、「下降りたら踏んづけちゃうからそこにいるんだぞー、そこなら虫いるべ」そう、クモは生きた小虫を食べる。鉢植えはもってこいの場所じゃないか
。…しばらくはしがみついていたのですがいつの間にかどこかに行ってしまった。
また出てくるだろう。
情がわいたので、コインランドリーに向かう途中、川を眺めながら考えた、名前を付けちゃおうかな。
溺れていたからジャバオ、ブクブク、ボッチャン… 戻ってからパソコンで家グモを検索したら、あのクモはアダーソンハエトリの女の子だった…あら、よく見るあの白いのがついている黒くてピョンピョンしているのは男の子なんだな。(メスは茶色くておなかに模様がある)へぇ…またひとつ虫に詳しくなってしまった… ん? もしかして あのクモ 少し大きめだったのってまさか…お母さん…!?そりはまずいかな…と思ったけど、未だかつて家グモが「蜘蛛の子を散らす」状態で大量発生したなんて見たことも聞いたこともないし、アダーソンハエトリは徘徊型で家を建てないそうなのです。
今年はここに限らずいろいろな場所でクモを見かけますが、決して餌になるような虫がたかるような環境にはしていませんのでご安心ください。去年の羽蟻事件も、建物のせいではなく、結婚飛行の時に電気が明るい場所がピーコックかうちしかないため寄ってきたのです。 虫対策はアホのようにしています。掃除はもちろん除湿器かけまくり、虫除けスプレー掛けまくり(窓は汚れるし自分もやられる…)時には蚊取り線香を炊き、最近はハッカ油を置き看板に塗りたくり(ラッキーな事に看板のべたべたシール後がきれいになったのでお試しあれ)敵に備えている! 「今年は虫減って良かった、もう蚊柱の時期も終わりだしね~」と感じていた…
今年は去年ほど虫来なかったなぁ 良かった~
そう思った矢先だった。夜、ふとドアの方を見ると ちっさい奴らの気配が…あらやだ と思って外に見に行ったら…結構な量のとっても小さな羽蟻が!!え゛ 嘘でしょ!?嘘だと言ってくれ~何でいっぱいくっついてる!?台風の影響!?(台風翌日だった)
数はいっぱいだけど 去年のデカいのとは違う種類で色が薄いので 黒い絨毯みたいにはなっていなかったけど、上の看板、3枚のガラスドア全部にくっついてる事に変わりはなかった。すぐ虫除けスプレーを遠目に蒔いて急いで室内に戻ったが いかんせん小さくて大量なので何匹か入って来てしまった。ぎぇ~!服に着いたぁ! 私は助けを呼んだ。「くもー!どこー!助けてー!」…しかし こんな時に限って出てこないんだ。何の為に住み込みさせてんだぁ!「出番だよ~出てきてよぉ」…やはり出てこない。私は仕方無く殺戮虫コナーズで戦うことに。
いつも虫と戦うのは辛い。無駄な殺生したくないし 後処理がね… しかし 負けられない戦いが そこにはある…のだ。
すべてが終わると、待合室にはアダーソン君がウロウロ…「遅いよー今更ー何してたんだよー意味ないじゃーん!」
先に書いたとおり、クモは生きた虫しか食べない。どちらにせよ薬蒔かれた虫は私が処理するしかないのだけど…
こんな感じで いざというとき役立たずなアダーソン君だけど、彼らは人の言葉が解るのではないかと思うことがよくある。てな事を言う私は他人から見たら変態だろうか…でもペット飼ってる人も話しかけますよね。
うちのアダーソン君は たまに人が歩くところに出てウロウロするので「危ないから出てきちゃだめだよ、踏んづけちゃうからね」と言うと ピョンピョンと壁の方に行く。「そこも人来るからダメだよ」と言えば 渋々奥に隠れる。言ってもダメな子には私が虫取り網(金魚網を虫に使っている)で捕まえて外にポイッとする。
どんなに苦手で避けていても、慣れなのか、調べるほどに益虫だと思うと優しくなれる気がする。他の虫はクモの餌にしか見えなくなってきているけど できるだけ捕獲して外に投げている。そして 虫に優しくすることで徳を積み ガン患者さんが無事に帰ってくるよう願掛けしていたら 昨日 胃ガンを取った患者さんが帰ってきました。
癌にはビワの葉が効果あるそうなので、ビワ灸をしばらく続けることにさせてもらいました。迷信でも何でも 良いと思うものは試すことにしました。
私は患者さんのサポートをする。クモはこの建物を守ってくれる そうあってくれるといいなぁ…
というお話でした。
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